ジャイロプレーンと航空法


 ジャイロプレーン、日本の航空法で超軽量動力機というカテゴリーに分類される航空機です。

 航空機ですから、人が乗って空を飛びます。

 他の超軽量動力機との大きな違いは、ヘリコプタ−のようなロ−タ−の回転によって飛ぶことです
ただしヘリコプタ−と全く異なるのはロ−タ−を動力で回転させるのではなくプロペラで前進することによってロ−タ−を回転させるのです。

 また、航空法では、ジャイロプレーンを以下のように定義しています。

     飛行中は主として空気力の作用によって回転する1個以上の回転翼により揚力を得、推進力はプロペラによって得る回転翼航空機

 また、航空法では、ジャイロプレーンの要件として以下を規定しています。

  1. 単座又は復座であること。
  2. 自重は、単座のものは180Kg以下、復座のものは225Kg以下
  3. 車輪、そり、フロート等の着陸装置を装備したものであること。
  4. 燃料容量は、30リットル以下であること。
  5. 対気速度計及び高度計を装備したものであること。

 飛行の許可を得るには、下記の3種類の許可を得なくてはなりません。
  とはいっても個人で手続きをするのは大変ですからクラブで許可手続きを行います。

  1. 航空法規第11条第1項但し書き  航空機の許可
  2. 航空法規第28条第3項      操縦者の許可
  3. 航空法規第79条但し書き     飛行場の許可



    第11条の解説

    航空機は車の車検に相当する耐空証明というものが必要となります

    航空機は有効な耐空証明を受けているものでなければ、航空の用に供してはならない。
    但し試験飛行等の目的のために国土交通大臣の許可を得た場合にはこの限りではない


    耐空証明を得るのは膨大な書類と検査と手続きが必要です、とても個人でこれをやることは出来ません、したがって耐空証明を受けずに但し書きの規定によって飛行許可を 得ているわけです
    とはいってもかなりの書類を提出する必要があります、書類上で機体の審査を受けることになります



    第28条の解説

    同じく車の免許証に相当する航空従事者技能証明と航空身体証明いうものが必要となります

    前2項の規定は、運輸省令で定める航空機に乗り込んでその操縦(航空機に乗り込んで行うその機体及び発動機の取り扱いを含む)を行う物及び国土交通大臣の許可を得て 試験飛行のために新しい種類、等級又は形式の航空機に乗り組んでその運行を行うものについては適用しない

    ジャイロプレ−ンは耐空証明の出る航空機ではありませんので航空従事者技能証明は発行されません、かわりに超軽量動力機技量認定証を取得します
    操縦指導員のもとで訓練をする場合は技能認定を取得する前に3m以下のジャンプ飛行まで認められています
    航空身体証明のかわりに超軽量動力機許可申請用健康診断書が必要となります



    第79条の解説

    どこでも飛んでいいかというと、そういうわけにはいきません

    航空機(国土交通省令で定める航空機を除く)は、陸上にあっては飛行場以外の場所において、水上にあっては国土交通省令で定める場所において、離陸し、又は着陸して はならない、但し国土交通大臣の許可を受けた場合はこの限りではない


    結局国土交通大臣のありがたいお墨付きで飛ばさせてもらっているんです、それも3ヶ月とか1年の期限付きですから手続きは大変です
    無許可で勝手にやっている人がいないわけではありません、しかしせっかく許可の道を空けてくれているんですから書類を揃えて申請に挑戦するのも大切でしょう
    各クラブでは大変な労力で許可を得ているわけです

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